すぐれた機能性で古くからお茶の保存に使われてきた茶箱☆レトロ茶箱やリメイクでおしゃれ収納にも変身

2022年02月28日

茶箱とは、

昔からお茶の輸送や保存に使われいた木箱です。

杉の木で組まれた木箱に、トタン(亜鉛鉄板)を使い内張りしてあります。茶箱は木の繋ぎ目や、箱とトタンの境目に和紙を巻いて保護しています。和紙(クラフト紙)を巻くことにより箱の強度が増し、茶箱はとても丈夫で長持ちします。

坂本園では今までの茶箱に代わり、お茶保存には真空パックの出来るフレスコ袋を入れた段ボール箱が主流になってしまいましたが、短期間のお茶保存や収納箱としてまだまだ活躍しております。

防湿、防虫、防酸化などの機能を有しているのでお茶の保存以外にもお米や乾物食品、衣類、カメラ、写真、雛人形など、さまざまなものの保存に適しています。

お茶を入れると50キロ位になる茶箱。昔はそれを担ぎ上げ何段にも詰め上げて保存をしていたと先代から聞かされたものです、最盛期には800箱位あった茶箱も現在では木や和紙の劣化による異物混入を防止するためプラスチック茶箱を使ったり、扱いや輸送に便利な段ボール箱での保存に切り替わったりしてきました。

そんな出番の減ってきた茶箱ですが、プラ箱にはない風合いや使い勝手がいいことなどから、当園では修復して一時保存や物入として使っています。

茶箱修理:劣化した紙を剥がし、釘や箱の破損を修復したのち和紙やクラフト紙で保護と強度目的で目張りしていきます。

好きな絵や柄の紙を貼れば、インテリアやおしゃれ小物入れに変身いたします!!