小さな狭山茶問屋 安全・安心の取り組みで工場リニューアル

2024年02月06日

坂本園 仕上げ工場が新たに生まれ変わりました!!

大手の会社様が行うような工場を建て替えての衛生設備の整ったクリーンルームの仕上げ工場とまでは出来ませんが、小さな狭山茶問屋の小さな安全・安心の取り組みで、古くなっていた工場を大規模リフォームいたしました。

 

取り組み1 床の修復

以前は板張りの床でしたが、劣化による木片の異物混入を防ぐため、コンクリートでコーティング処理したフロアにいたしました。木の方が多少クッション性があり足の負担は少なかった気がしますが、そのクッション性が機械の振動を拾ってしまい、他の機械まで揺れてしまうというマイナス面も持っておりました。逆に今は固いのですが、乾燥している工場内では静電気があり茶埃が掃きにくいという面が生まれてしまいました。

 

取り組み2 内張の設置

文字通り工場の内側にボードを貼りました。機械設置や固定の為に最低限の骨組みは見えるように残しましたが、それ以外はボードの中に納めました。これをやることにより、茶埃の付着や落下、虫の侵入を極力減らせる効果があります。今までも天井掃除はしておりましたが、これだけ囲めば蓄積するホコリも無くなりキレイを保っていけます。またルーフファンの設置により、舞い上がった茶埃や火入れによる熱気を逃がしてくれます。

 

取り組み3 木製素材の排除

以前の仕上げ機械には多くの木材が使われてました。木の汚れや破損などに異物混入リスクを少しでも減らすために、少しずつではありますが木製機械を減らしてまいりました。今回のリニューアルで、廻し(お茶を篩にかけ選別する機械)や垂直バケット(お茶を垂直に運搬する機械)が全て鉄製へと交換いたしました。工場内には茶箱をはじめまだまだ木製のものが存在しますが、使い勝手が良い面もありますので、上手に共存しながら使っていければと思っております。

 

今回のリニューアルで多少の機械の配置や入れ替えなど行っております。使い勝手が格段に上昇したというわけではありませんが、小さなお茶屋にとって、精一杯の取り組み、安全・安心の為に出来ることをコツコツとやってまいります。皆さまにおいしいお茶はもちろんのこと、綺麗な工場で安心できるお茶作りをこれからも精進してまいります。