狭山茶 「友の華」 茶成分分析で高評価いただきました。味は狭山でとどめさす

2022年12月28日

令和4年度狭山茶ブランド茶確立事業

 

本事業は狭山茶産地全体として製茶技術の向上を図るとともに、狭山茶の品質並びに商品の向上を図る目的で開催されるものです。当園からも例年通り出品し、茶成分分析を受けたところ、今年も最高ランクの『Aランク』をいただきました。

【分析項目】

〇全窒素

タンパク質、アミノ酸等の構成元素です。数値が高いほど品質が良い傾向があります。

〇アミノ酸(テアニン)

お茶の甘味成分です。含有量が高いほど品質が良い傾向が見られます。テアニンは茶特有のアミノ酸の一種です。

〇繊維

お茶の熟度に関係する成分です。新芽の成長と主に含有量が高くなり、硬葉に多く含まれます。

〇タンニン(カテキン類)

お茶のタンニンは渋味成分であるカテキン類がほとんどです。タンニンが多いと渋味が強くなる傾向にあります。

〇カフェイン

苦味成分でみる芽(若い新芽)などに多く含まれます。

〇ビタミンC

煎茶に多く含まれる成分で、お茶の保存状態が悪く変質した場合や火入れが強いと減少します。

単位:%

ランク 全窒素 アミノ酸 テアニン 繊維 タンニン カフェイン ビタミンC
埼玉平均 5.6 3.2 1.6 18.0 14.6 2.8 0.56
坂本園 A 6.1 3.9 2.0 15.8 14.0 3.0 0.58

 

全ての項目で平均以上の高数値で外観ランクでも最高位のAをいただきました。

(外観ランク:A~Gに区分され今年のAランクは全体の上位6%ほどです)

 

当園では一番人気商品100g1080円の『友の華』を出品いたしました。

お茶はそれぞれの成分によって、甘み・渋味・苦味、そしてうま味を感じる事ができ、またそれらの調和によって、製造するお茶屋さんの特有の味になっていきます。

当園の『友の華』は名だたる品評会で上位を獲得してるようないわゆる希少価値のある、高価な商品でも、品評会用に造られた商品でもなく、当園の味を幅広く皆様に味わっていただけるようにと造られた、贈答品やご家庭での団らんにも重宝される価格帯の人気商品です。

そのような商品で、このようは高評価をいただき誠にうれしく思います。

 

なお、この『友の華』は、埼玉県の【彩の国優良ブランド品認定】をいただいております。

 

『良いものをお手頃価格で、手に取った人すべてに喜んでいただけるお茶』

これからもいいお茶造りのため、日々精進してまいりたいと思います。