2021年12月20日
日本各地にお茶の産地があります。
その中で埼玉県南西部の入間市、所沢市、狭山市を中心とする狭山丘陵地域で栽培されたお茶が狭山茶です。
埼玉での栽培面積は825ha(令和2年度)と全国8位。全国のお茶の僅か2%しかない小さな産地。そ~なんです首都圏に近いとっても小さな産地なんです。その中の約半分以上をここ入間市で栽培されています。
茶の木は比較的温暖な気候を好むため、全国の主要な茶産地の中では緑茶生産の経済的北限に位置しています。
狭山茶の歴史
歴史をみてみると、
お茶の始まりは中国雲南省で薬として使われており、鎌倉時代にお坊さんの栄西が中国から種を持ち帰り、京都府の高山寺に植えたことから始まります。埼玉では、しばらくして現在の川越(河越茶)に茶の木が植えられ江戸時代に入り新しい製法や品種の発見などで栽培が盛んになり、海外輸出とともに、地域の特産物として栽培が普及し、産地も拡大していきました。
狭山茶の特徴
特徴としては、
比較的寒い地域で栽培されているということで、葉は寒さに耐え抜くため肉厚になり、味・香り共に強くなります。また、加工の仕上げ段階で熱を加える『狭山火入れ』により、甘くて濃厚な味とコクのある狭山茶が出来上がります。
"色は静岡 香りは宇治よ 味は狭山でとどめさす"
小さな産地の深い味わい☆とどめの狭山茶めしあがれ☆
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